治療方針 Treatment Policy
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効率の良い検査・治療
不妊治療の目的は、原因を探ることではありません。内科系の治療方針は病気の確定診断ができないと正確な治療ができないため治療の開始が遅れる傾向にあります。
私は不妊治療に40年近く関わってまいりましたが最近特に感じていることは『いかに早く精子と卵子を近づけてあげるかだと考えています。タイミング法は14cm、人工授精は7cmの距離に近づけます。体外受精は精子と卵子を一つの部屋に一緒に入れてやるようなものです。』と皆さんに説明しています。『不妊治療は時間との戦いです。』ともお話ししています。
一人でも多くのお子様を望まれている方々にいかに効率よく早く妊娠して卒業していただくかです。
そのため必要最小限の検査を行い、治療方針を立てます。
カップルに対するインフォームドコンセントとカップルの選択を重視
受診なさったカップルの置かれた状況を問診で充分に確認したうえでカップルのご希望に沿いながら治療いたします。あくまでも不妊治療の主体はご夫婦です、ご夫婦が理解・納得されてから検査・治療を受けてください。そのための資料として多種類のパンフレットやファイルを用意しております。
更に月に1度、患者説明会を開催しています。
また各種ホルモンデータや精液所見・卵巣予備能(AMH)のデータはすべて説明の上お渡しいたします。ご自分で妊娠ファイルを作成して現在の自分の状態を把握してより正確な治療方針を決定しましょう。当院でデータファイルの作成方法を指導いたします。
治療方針に関してはカップルの置かれた状況を考慮した上で総合的に判断して効率の良い治療法を提案します。そして十分に説明の後カップルが納得の上で満足いただける治療で早期の妊娠を目指します。
自分たちの最高の治療法を決める決定因子は
原因不明不妊患者のプロトコール
(Ray 2012:英国の図改変)
専門スタッフの充実
専門知識と経験のある不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターが初診時から妊娠判定・母子手帳交付まで対応いたします。
また数多くの人工授精や体外受精・顕微授精・凍結胚移植を経験してきた経験豊富な専門知識・技術を持った胚培養士が対応いたします。お子様を望まれている方々の受診可能な中で最高の医療と体制を整えています。
他院と連携した安心の管理体制
不妊検査治療中に子宮内膜症であるチョコレート嚢胞の増大やや子宮筋腫による反復流産や子宮内膜ポリープによる着床障害などが強く疑われ、子宮鏡や腹腔鏡検査などの内視鏡下手術が必要な場合は実績のある新潟市内の新潟大学医歯学総合病院・済生会新潟第二病院・南病院の経験豊富な医師・専門医に紹介いたします。
妊娠成立後は、丁寧な妊娠管理を当院で行います。しかし多量の出血を伴う重症切迫流産や点滴入院を必要とする妊娠重症悪阻(つわり)の場合はご希望のクリニックまたは、中央区では竹山病院、西区ではすずき産科婦人科クリニックを紹介いたします。不幸にも子宮外妊娠・卵巣過剰刺激症候群・卵巣茎捻転など緊急かつ重篤な疾患の場合、新潟市内産婦人科診療の病診連携システムを利用して2次救急指定病院である済生会新潟第二病院、3次救急指定病院の新潟大学医歯学総合病院をご紹介いたします。
初期流産の可能性が少なくなり胎児心拍が聴こえる妊娠8~10週にご希望のクリニック・病院へ妊娠管理や出産のための紹介をいたします。
また35歳以上の高齢妊娠の皆さまには出生前診断の説明後希望者には新潟大学医歯学総合病院遺伝外来に紹介いたします。
また不育症の方は新潟大学医歯学総合病院不育外来を紹介いたします。
完全予約制で少ない待ち時間
当クリニックでは皆様の待ち時間をできるだけ少なくするため、最新式予約システム@リンクを導入しました。
再診の予約は診察終了時、受付事務スタッフに申し出るか予約システムをご利用ください。またスマホや自宅パソコンからも@リンクに予約できます。アドレス登録すると診察前に携帯に連絡メールが送信されます。
新患予約は事前に当クリニックホームページより@リンクの予約サイトにて予約可能です。仮診察券を発行して予約を行います。また問診票をプリントアウトして問診票に記入して持参していただければスムースに診察が受けられます。
初めて受診されるカップルは、毎月1回の新患患者説明会に予約されることをお勧めします。
当クリニックの検査・妊娠治療法についてと診療システムや予約システムについて説明いたします。
当日予約も、緊急性のある場合と予約枠に空きがある場合は受け付けております。診療時間内に電話で予約してください。