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新型個別インキュベーターの培養結果の比較について2021年4月20日
新型のインキュベーターが導入されて培養結果に効果があるかどうかを比較してみました。
対象期間は、2019年1月~6月と2020年1月~6月です。
①採卵1回当たりの胚盤胞の発生率と有効胚盤胞の発生率の比較
下の表は、採卵して受精を確認後それぞれのインキュベーターで培養して胚盤胞に発育した人の割合と有効胚盤胞に発育した人の割合を比較しました。
【結果の解説について】
胚盤胞発生率に従来型と新型では差がありませんでした。
有効胚盤胞発生率は、従来型インキュベーター44.6%に比し新型個別インキュベーター84.5%で統計学的に効果があった事を示しました。
※P<0.05は、統計学的に効果があった事を示します。
※NSとは、統計学的に差がなかった事を示します。
②培養個数全体での従来型・新型個別インキュベーターの比較
下の表は、採卵して受精を確認後それぞれのインキュベーターで培養して胚盤胞に発育した割合と有効胚盤胞に発育した割合を受精した個数全体で比較しました。
【結果の解説について】
培養個数全体で評価すると、胚盤胞の発生率、有効胚盤胞の発生率ともに新型個別インキュベーターが高い結果となりました。
胚盤胞の発生率については新型個別インキュベーターで効果があった事を示します。
【全体の評価について】
採卵1回当たりの患者様の人数の比較と、培養個数全体の比較では、新型個別インキュベーターで効果があった事が確認出来ました。
※P<0.05とは、統計学的に効果があった事を示します。
※NSとは、統計学的差がなかった事を示します。